何となく疲れた顔の自分を鏡で見る時
もっと強い体になりたいと思ったことはありませんか?
外出する機会が少なくなり、少し動いただけで疲れを感じる方も多いのでは
ないでしょうか
実は疲労とは個人的なもので、感じ方は皆それぞれに違います
疲れで体が動かなくなった時、体の中では何が起きているのでしょうか
体を動かすエネルギーATPは、筋肉にごく僅かしか貯蔵されていません
運動を続けていくためには、ATPを再合成、産生する必要があります
その経路は、運動時間や強度によって大きく3つに分けられます
⓵ATP-CP系 クレアチンリン酸を主なエネルギー基質とする、瞬発系のハイパワー
⓶有酸素系 糖質、脂質を主なエネルギー基質とする、耐久・持久力
⓷解糖系 糖質(グリコーゲンなど)を主なエネルギー基質とする、筋持久系でミドルパワー
この解糖系は「乳酸系」とも言われ
一般的には疲労物質と言われている「乳酸」が、エネルギーの原材料となっています
乳酸は水に溶けて水素イオンを発生させます
その濃度が㏗6.6を超えると筋肉が動かなくなってしまいます
しかし、強度の強い運動をすれば、乳酸は乳酸のままで筋肉が動き続ける体に
変わっていきます
また体を動かすことで、命令系統(中枢神経系)も疲労します
すると、体が危機的状況にあると判断し、生命保持のためのブレーキを掛けます
そのため疲労、あるいは体力の限界は、脳が勝手に作っていると言えるでしょう
秋晴れの爽やかな季節になってきました
そろそろ思い切り体を動かして、ヘトヘトに疲れてみませんか?
少し遠くまで走ったり、ウエストを引き締める筋トレをしたり
運動効果を高めるように、とことん疲れてみましょう!
ただしこれは、睡眠と栄養をしっかり摂ってリカバリーすることで完結します
オーバーワーク、オーバートレーニングに気を付けながら
疲労を力に変え、強い体を作りませんか?
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