日頃から疲れているのだから、お休みの日は何も考えずボーっとしている
という方は多いと思います
しかし残念ながら、それだけでは疲労感はなかなか軽減されません
身体が疲れている訳ではなく、脳に疲れが溜まっているからだと考えられます
人間の脳は、一日の半分以上を取りとめもない考えに割いているそうです
そういった雑念にも、脳内でたくさんのエネルギーが消費されていますので
心身ともにしっかりと休むためには、脳回路をしっかりと鎮めるアクションが必要になります
そこでおすすめしたいのが、マインドフルネス瞑想法です
この瞑想法は、インドの仏教瞑想がアメリカに渡ったのが起源です
基本となる瞑想法はとても簡単です
体の力を抜いて背筋を伸ばして座ります
手は自分の行いやすい形(膝の上に乗せても、組んでもよい)に置きます
一度、肩をギューッと上げてストンと落とします
姿勢が整ったら、目を閉じて瞑想を始めます
ただ、ひたすら、吸って吐く息に集中します
鼻から吸って、細く口から吐き出します
雑念が浮かんできたら、そのことに思いを巡らせず流していきます
瞑想中に情報処理が停止することで、それ以上、脳に疲労がたまらなくなります
また、海馬の体積が増え、情報のコントロールがスムーズになります
そして、心をリフレッシュさせ、その結果身体の免疫機能も高まります
脳は、危機から身を守るために適応してきた歴史からか
不安や心配事を集めたがる性質があり
ほうっておくと自然にネガティブなことを考えてしまいます
瞑想をすることで、「これは脳の働きでそれ以上の何ものでもない」という事を
思い出すことができます
さらに脳は一つのことにしか集中できないという特性があるので
同じ考えばかり浮かんでしまう時には、別に集中できる事を探してみましょう
アイロンがけをしたり、窓を磨いたり、お風呂場の掃除など手元に集中する事がおすすめです
あなたの心は「過ぎ去った私」と「これから来るかもしれない私」のことばかり考えていませんか?
「今ここにいる私」のことを忘れていませんか?
瞑想をすることで楽観的な考え方を身に付けようという訳ではありません
寧ろ心を無色透明でナチュラルな状態にリセットして「素の自分」を見つけましょう
コメント