「食べる」を見直そう

私たちのからだは、私たちが毎日食べているものでできています
日本では「旬のものを食べると病気にならない」といわれています
季節ごとの旬の食材には、その季節に合った体にするための成分、栄養がたっぷり含まれているからです

例えば、春から夏に獲れるフワっとして柔らかい「春キャベツ」は体を冷やす陰の食材
秋から冬に獲れる硬い「冬キャベツ」は体を温める陽の食材になります
ショウガや唐辛子、カレー粉などの香辛料は意外にも陰の食材で、発汗することで体の深部を冷やします

特に冷えのある体力のない人は、陽性の食材(肉や魚、根菜類や卵、味噌など)を多めに摂るよう心掛けましょう
もしストックの食材が陰性のもの(ナス、キュウリ、レタスや豆腐、牛乳など)ばかりでも、わざわざ買い揃える必要はありません
ゆでたり炒めたりして加熱することで陰性の効果が弱まります
またショウガのように、加熱することで陽性になるものもあります

このように、体を温めるために陽の食材ばかりを食べる必要はありません
大切なのは体や心を中庸に戻すために、足りない分を多めに摂るということです
心身に必要な栄養素をくまなく過不足なく摂るためには、いろいろな食材を食べるのがベストです

バランス良く食べることと同じくらい、よく噛むことも大切です
よく噛んで食べると唾液の分泌量が増え、食べ物の味がより感じられるようになります
しかしよく噛まないと味が物足りなくなり、ソースやしょう油の量が増えてしまいます
また早食いをすると、満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまいがちです
理想は正しい姿勢で一口30回以上、一度の食事に20分を目安によく噛んで食べること
リラックスして楽しくおいしく食事をすると消化も促進されます
噛むことで体温が上がり血流がアップすることで
脳の機能が活発になったり、眼の機能が改善されたりと良い効果がたくさんあります

スマホやテレビを見ながらの食事より
家族や友人の笑顔を見ながら、きれいな景色や音楽を楽しみながら食べる食事は
楽しく健康に導いてくれます

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